もう十五夜は過ぎてしまったと思ったら、今年は旧暦7月が2回でうるう月なので、来月6日が十五夜です。南方熊楠という人の『十二支考』(2 兎に関する民俗と伝説)という本に、「兎の尻に九孔あり」という俗説のことが書かれていました。あそこの穴が9つとはどういう意味なのでしょうね、変なことを想像してしまいそうですが……?。
その本には、ギリシャやローマで、兎は両性具有のように言われたことも書かれています。
オスもメスも性器と排泄器がくっついたような位置にあって、見た目ではオスとメスが区別しにくかったために、両性を兼ねると言われたのではないかというお話。
その点では鳥によく似ているので、日本では兎を1羽、2羽と数えるようになったとか。仏教の教えでは四つ足の獣は食べてはいけないとされましたが、兎は鳥と同じと見られて、食べていたようです。
兎は月を見て妊娠するとか、口から出産するなんていう俗説もあるらしいですが、性器が見当たらなかったので、そんな話になったのでしょうか。
別の不思議な話としては、金粉を取り扱う人が、こぼれた金粉を掻き集めるために、「兎の手」というのを使ったそうです。兎の手とは、前足を乾燥させたものらしいです。
「難を転じる変身の場所2」の記事と同じように、また黄金の話になってきましたね。
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