モーツァルト『魔笛』のカストラート
2006/01/28
音楽
27日はモーツアルト生誕250年の日。NHKのBS2で紹介番組を見ました。池内紀さんがちょっとしゃべり足りない感じ。ウン十年もモーツアルトファンをしているおじさんやおばさんたちにはちょっと物足らないところもありましたが、それなりに楽しめました。
夜12時を過ぎてからオペラの『魔笛』の録画の放送です。夜の女王の三人の侍女たちのソプラノが今、聞こえています。画面をよく見るとちょっと立派な体格というか……、カストラートの人だとわかります。綺麗なコーラスです。
以前見た中継録画では女性のソプラノでした。でも夜の女王の侍女なら、カストラートが理にかなっています。つまり女性ならどこかの男の子を産んだりで女王だけに奉仕できずいろいろ問題が起こるからです。ギリシャ神話などでも女神に仕えるのは去勢の男子の例は多いらしいです。
(※ カストラートというのでなく、最近の男性のソプラノで別の呼び方があったかも)
昨日の放送は別のオペラだったけど『フィガロの結婚』もやるのかしら。ケルビーノという少年が女装する場面があるのですが、私の見た放送やビデオはみんな女性が扮していました。ボーイソプラノを聞きたいです。
夜12時を過ぎてからオペラの『魔笛』の録画の放送です。夜の女王の三人の侍女たちのソプラノが今、聞こえています。画面をよく見るとちょっと立派な体格というか……、カストラートの人だとわかります。綺麗なコーラスです。
以前見た中継録画では女性のソプラノでした。でも夜の女王の侍女なら、カストラートが理にかなっています。つまり女性ならどこかの男の子を産んだりで女王だけに奉仕できずいろいろ問題が起こるからです。ギリシャ神話などでも女神に仕えるのは去勢の男子の例は多いらしいです。
(※ カストラートというのでなく、最近の男性のソプラノで別の呼び方があったかも)
昨日の放送は別のオペラだったけど『フィガロの結婚』もやるのかしら。ケルビーノという少年が女装する場面があるのですが、私の見た放送やビデオはみんな女性が扮していました。ボーイソプラノを聞きたいです。
アトムの中の少年と少女
2006/01/17
手塚治虫のアンドロギュノスたち
ホームページで載せた記事を少し書き直した改訂版です。「手塚治虫のアンドロギュノスたち」というシリーズ。
『鉄腕アトム』 (青騎士の巻 65年)
アトムの好きな読者なら、ロボット法というのを知っていると思います。
「ロボットは人間のために生まれてきた」、
「ロボットは人を傷つけたり殺したりしてはいけない」、
こんなことが書かれています。ところが長い連載の最後のころの作品「青騎士の巻」(1965年)では、こんな条文も出てきます。
「男のロボット、女のロボットはたがいに入れかわってはいけない」(引用画像参照)
これは人間の法律にもないような性転換の禁止条項で、現代では考えられないような気もしますが、古い手塚作品ではたとえば60年代ごろまでイスラエルの建国が一方的に美化されていたりもしますので、これも作品の描かれた時代の制約なのでしょう。けれど本当のところは、ロボット法に異議をとなえて反乱をおこした青騎士というロボットの性格を際だたせるために、この巻で付け加えられたようにも思えます。つまり青騎士は、男にも女にも入れかわるロボットなのです。
青騎士は、最初は美しい妹と小さい弟の三人兄弟のロボットとして、ロッス博士によって誕生しました。しかしロボットを憎む人間(ブルグ伯爵)によって妹と弟を破壊され、それを悲しんだ生みの親のロッス博士が、壊れた部品を拾い集め、三体のからだを一つにし、女性の姿にも少年の姿にも変身できるロボットとして再生されたのです。
青騎士は妙な姿になった自分のからだを嫌いながらも、妹や弟を失った悲しみをからだに内在させ、人間たちへの反抗ののろしをあげました。そしてアトムの立場はどっちにも揺れ動き、攻撃されたロッス博士をかばってあっけなく破壊されてしまうのです。
アトムはこれ以前にはロボットと人間のどんなトラブルがあっても、最終的には人間の側についてトラブルを回避してきたのです。しかし、ここでそうしなかったのは、手塚治虫という人が、アトムは少女でもあるという強い意識があるためなのでしょう。『鉄腕アトム』の連載開始直前までアトムは少女として構想していたと作者ご本人が語っています。アトムは少女でもあるので、したがって青騎士と同じなのです。
SFの歴史からいっても、アンドロイドは常に両性具有であったようです。アンドロイドという言葉自体がギリシャ神話のアンドロギュノスから作られたものです。
「鉄腕アトムは幻想上の美少年であり、それは稲垣足穂のいうがごとく、最もハードな美少女以上に美少女である美少年、最も可憐な、美少年以上に美少年である美少女との見事な結合である。」と、天野哲夫氏は『女神のストッキング』(工作舎1981)という本で述べています。
初夢
2006/01/04
詩・ショートストーリー
二人だけの常夏の楽園のさわやかな風の吹きぬける丘のはずれに、椰子の小屋ができた知らせが届くのを待っているわ。
シュロ編みのベッドで、なにもかも忘れて夢を見るの。
南の国の初夢はあなたと同じ。
だって心が一つにとろけそうなほどいい陽気。
朝になったら海辺へ出て水遊び。
水着のわたしを見つめすぎないでね。
夕暮れは浜辺の貝がら拾い。
貝がらの笛を奏でるあなた、あわせて踊るわたし。
不思議な夜のささやきを、からだで感じているわたし。
(あなたにも見せてあげたいわたしの不思議な初夢。)
新しい年になりました。年末年始は少し自由な時間ができると、ぼんやりテレビなど見て過ごしてしまいます。年末に見た歌番組、唐澤まゆこさんという人の歌ってた「初恋」と「待ちぼうけ」は素敵でした。「初恋」というのは石川啄木の短歌「砂山の砂にはらばい初恋の傷みを遠く思いいづる日」というのに曲がつけられた歌です。
ソプラノの綺麗な声で表情豊かな歌い方、えくぼが魅力的な人でした。ネット検索で調べたらかなり注目されている新人の人のようでヨーロッパのオペラ劇場でも活躍されている人みたいです。「待ちぼうけ」の「寒い北風木の根っこ」という歌詞のところではほんとうに寒そうなふるえ声になったりで、楽しそうに歌ってたり。綺麗な高い声を出せる人はうらやましいです。
毎日何か楽しいことを見つけて、それから時にはセンチメンタルな気持ちになったり、そんな一年が送れたらいいですね
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